VPNは個人でプライベート環境を構築したり、企業がテレワークのセキュリティ環境を維持したりする際に利用されます。VPNとは、日本語訳すると「仮想専用通信網」を意味しており、接続することで独自の通信環境を作れます。
しかし、「VPNは無料と有料どっちがおすすめなの?」「安全に使えるおすすめのVPNはなに?」といった疑問が出てくるでしょう。
そこで本記事では、安全に使えるおすすめのVPNを解説します。VPNサービスの利用を検討している方は、本記事をお役立てください。
VPNおすすめサービス8選を徹底比較
ここでは、以下8つの安全かつ有料でおすすめのVPNを比較解説します。
それぞれ順に解説します。
NordVPN
料金プラン | 1ヶ月プラン:1,920円〜/月 1年プラン:660円〜/月 2年プラン:560円〜/月 |
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対応デバイス | ・Windows ・MacOS ・Linux ・Android ・iOS ・Chrome ・Firefox ・Edge ・Android TV ・その他 |
サーバー数 | 約5,500台以上 |
同時接続数 | 最大6台 |
ノーログポリシー | 対応 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
NordVPNは59カ国・約5,500台以上のサーバー数を誇るVPNです。2年プランを契約すれば月額560円から利用でき契約期間が長いほど安価かつ高いセキュリティの通信環境でインターネットが利用できます。NordVPNは世界的にユーザー数がいるVPNサービスでセキュアセキュリティを誇ります。
また、NordVPNでは通信の暗号化はもちろん、トラッキングや広告・ウイルスに感染したファイルをブロックする機能が搭載されています。NordVPNが暗号化して保護したIPアドレスは、外部から解析するには数年の時間を要するほどのセキュリティを誇ります。安全かつ安心な通信環境を維持しながらインターネット環境を構築したいなら最適なVPNと言えるでしょう。
さらに、NordVPNは日本語による24時間年中無休のサポートを提供しています。メールやライブチャット、サポートセンターによるサポートを実施しているため、VPN利用中にトラブルが発生しても安心です。NordVPNなら契約後30日間の返金保証が付帯しているため、サービス内容を確かめる上でも最適です。
ExpressVPN
料金プラン | 1ヶ月プラン:8.32ドル/月 6ヶ月プラン:9.99ドル/月 12ヶ月プラン:12.95ドル/月 |
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対応デバイス | ・Windows ・Mac ・Linux ・Chromebook ・Android ・iOS ・Kindle Fire ・Nook HD ・その他 |
サーバー数 | 約3,000台以上 |
同時接続数 | 最大8台 |
ノーログポリシー | 対応 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
ExpressVPNは全世界5,000万人以上のユーザーに利用されているVPNサービスです。世界105カ国にサーバーが設置されており、公式HPやアプリからアクセスしたい地域を選べます。
ExpressVPNには「ExpressVPN Keys」と呼ばれるパスワードマネージャーが内蔵されています。ExpressVPN Keysを活用すれば無制限にパスワードやカード情報を安全に生成・管理が可能です。一般的なパスワード管理機能以外にも、互換性のあるサイトやアプリなら二要素認証も生成できます。ExpressVPNを導入するだけで、複数のサービスでパスワードを管理できるでしょう。
また、ExpressVPNは一般的なデバイスだけではなく、各種類VODやSNSと非常に高い互換性を誇ります。VPNを使ってエンタメサービスを楽しむことができ、日本だけではなく世界中のサービスを利用可能です。ExpressVPNのサービスはノーログポリシーで提供しているため、情報が漏洩する心配なく利用できるでしょう。
MillenVPN
料金プラン | 7日プラン:580円/7日 15日プラン:980円/15日 30日プラン:1,580円/月 1年プラン:540円/月 2年プラン:360円/月 |
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対応デバイス | ・Windows ・Mac ・Chromebook ・Android ・各種VOD ・その他 |
サーバー数 | 約1,300台以上 |
同時接続数 | 最大10台 |
ノーログポリシー | 対応 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
MillenVPNは完全日本語対応で利用できるVPNサービスです。世界72カ国に約1,300台以上のサーバーを設置しており、安定した通信環境が特徴です。MillenVPNは国産のVPNサービスとなるため、総務省が認可を出した企業が運営しています。世界最高水準のプライバー保護水準で運用し、ユーザーの情報を高いセキュリティで守ります。
MillenVPNはフリーWi-Fiの接続や利用場所を選ばないため、外出中やリモートワークのセキュリティ対策としも活用が可能です。利用データハウ制限でノーログポリシーにも対応しているため、データ容量を気にすることなく個人のプライバシーを守った状態で通信環境を構築できます。
また、MillenVPNでは最大10台のデバイスと同時接続ができるため、複数端末を同時に活用したい場合に最適です。料金プランは5つ存在しており、7日〜2年まで細かく分かれているため、用途や目的に合わせて最適なプランを選択できます。30日間は返金保証が付帯しているため、どんなプランでも安心して契約できるでしょう。
Surfshark
料金プラン | 1ヶ月プラン:1,688円〜/月 12ヶ月プラン:588円〜/月 24ヶ月プラン:298円〜/月 |
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対応デバイス | ・Windows ・MacOS ・Linux ・Android ・iOS ・Chrome ・Firefox ・Edge ・Android TV ・その他 |
サーバー数 | 約3,200台 |
同時接続数 | 無制限 |
ノーログポリシー | 対応 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
Surfsharkは世界100カ国・約3,200以上のサーバー数を誇るVPNサービスです。Surfsharkが対応している国の数は、大手VPNサービスと比較しても多く、他社では接続できない地域でも対応しています。Surfsharkは最新のプロトコルで高水準のプライバシー保護技術を活用してユーザーの情報を守るため公衆WiFiや海外の中心環境でも、安心して接続が可能です。
また、Surfsharkの特徴として、デバイスの制限数が無制限な点が挙げられます。一般的に多くのVPNサービスでは、一つのアカウントで同時に接続できるデバイス数が定められています。一方、Surfsharkには接続数に縛りがないため、家族含めて併用できるでしょう。
CyberGhost
料金プラン | 1ヶ月プラン:1,790円/月 6ヶ月プラン:1,000/月 2年プラン:290円/月 |
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対応デバイス | ・Windows ・MacOS ・Linux ・Android ・iOS ・Chrome ・Firefox ・Edge ・Android TV ・その他 |
サーバー数 | 約9,630台 |
同時接続数 | 最大7台 |
ノーログポリシー | 対応 |
保証内容 | 45日間の返金保証 |
CyberGhostは世界91カ国・約9,630台以上のサーバー設置数を誇るVPNサービスです。日本国内だけでも109台のサーバー数を設置しており、他社のVPNサービスと比較しても圧倒的な対応数と言えます。
CyberGhostは業界最先端のAES 256ビット暗号化を駆使してIPアドレスを保護するため、第三者からの解析は難しくセキュリティ環境の高い状態で通信が可能です。業界最速の高速通信も実現しているため、日常的な利用雨以外にも大容量ファイルのやり取りやオンラインゲームも楽しめるでしょう。
また、CyberGhostは2年プランを契約すれば、業界トップクラスに低コストの月額290円でサービスを利用できます。契約後45日は返金保証が付帯しているため、サービスが合わないと感じた場合でも安心です。
Proton VPN
料金プラン | 1ヶ月プラン:9.99ユーロ/月 1年プラン:5.99ユーロ/月 2年プラン:4.99ユーロ/月 |
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対応デバイス | ・Windows ・MacOS ・Linux ・Android ・iOS ・Chrome ・Firefox ・Edge ・Android TV ・その他 |
サーバー数 | 約2,500台 |
同時接続数 | 最大10台 |
ノーログポリシー | 対応 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
Proton VPNは世界67カ国・約2,500台以上のサーバーを設置しているVPNサービスです。Proton VPNではSecure Coreと呼ばれる別サーバーを用意してユーザーの通信環境を構築しています。Secure Coreは通常のセキュリティだけではなく、2重で暗号化を行なっているので追跡やハッキングに対応する高度なプライバシー保護環境と言えるでしょう。
また、Proton VPNには無料版が用意されています。無料版でProton VPNのサービス概要を把握ができます。有料版契約後は30日間の返金保証も付帯しているため、サービスを確かめた上で退会も可能です。
さらに、Proton VPNはアプリ自体のカスタマイズ性が高く、アプリ内から速度調整や各種機能の適用内容雨を設定できます。アプリのカスタマイズ性が高いことで、ユーザーごとの細かな希望に対応できるのは、Proton VPNの特徴です。
Atlas VPN
・料金プラン | 1ヶ月プラン:1,573円/月 1年プラン:535円/月 3年プラン:223円/月 |
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対応デバイス | ・Windows ・MacOS ・Linux ・Android ・iOS ・Chrome ・Firefox ・その他 |
サーバー数 | 約1,000台 |
同時接続数 | 無制限 |
ノーログポリシー | 対応 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
Atlas VPNは世界49カ国・約1,000台以上のサーバーを設置しているVPNサービスです。Atlas VPNは高速通信の実現と無制限の同時接続数を誇るため、ストリーミングサイトとの相性が良いです。セキュリティ面ではノーログポリシーを掲げていたり、24時間365日のサポートを提供しているため、安心して通信環境を構築できます。
また、Atlas VPNにはShieldと呼ばれる悪質サイトの検知ソフトウェアが内蔵されています。デバイスがウイルスに感染しないよう、高いセキュリティ環境で個人情報を守ってくれます。
さらに、Atlas VPNは3年契約なら月額223円で利用できます。他のVPNサービスと比べて安価に利用できるため、コストを抑えてVPN接続したいなら最適です。
スイカVPN
料金プラン | 1ヶ月プラン:1,097円/月 3ヶ月プラン:1,048円/月 6ヶ月プラン:988円/月 1年プラン:938円/月 2年プラン:878円/月 |
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対応デバイス | ・Windows ・MacOS ・Android ・iOS |
サーバー数 | 約47台 |
同時接続数 | 50台 |
ノーログポリシー | 非対応 |
保証内容 | 30日間の返金保証 |
スイカVPNは25カ国・47台のサーバー数を保有するVPNサービスです。スイカVPNは国産のVPNサービスとなっており、日本語によるサポートが従実しています。他社の大手VPNサービスに比べてサーバー数や設置地域は少ないものの、国内で利用するなら高い安定感を誇ります。
また、スイカVPNはデータ通信量に制限はなく、通信速度が良好で規制に強いです。同時接続数も最大50台となっており、一つのアカウントで複数デバイスを利用できます。
ただし、スイカVPNはノーログポリシーを掲げておらず、日本政府のセキュリティ基準に則ったサービスを提供しています。そのため、プライベート環境を維持し、ノーログポリシーを掲げているVPNサービスを利用したい場合はあらかじめ注意しましょう。
VPNの選び方!無料よりも有料サービスをおすすめする理由
VPNを選ぶなら、無料よりも有料サービスがおすすめです。ここでは、無料より有料のVPNがおすすめの理由を解説します。
無料のVPNサービスは基本的に制限付き
無料のVPNはコストをかけずにインターネット環境を構築できる一方、様々な機能が制限されてしまいます。
無料VPNでもメイン機能である仮想ネットワーク機能は活用できますが、セキュリティ環境の設定や帯域制御機能などは有料プランにしか搭載されていないケースが多いです。
基本的に無料VPNサービスは、有料サービスを利用してもらうことを前提としています。そのため、多くの機能が制限されていたり、ところどころ広告が表示されていたりします。コストをかけることなくVPNを使えるのはメリットですが、個人・法人利用に関わらずセキュリティの観点から利用は控えた方が良いでしょう。
また、無料のVPNサービスの特徴は、以下の通りです。
- データ通信量はあっという間に使い切るレベルに制限
- 通信速度も遅く速度制限がきた携帯と似たような状況に
- 有料サービスと比較してセキュリティ面に不安が残る
- 困ったときのサポート体制がないため自己解決が必須
それぞれ順に解説します。
データ通信量はあっという間に使い切るレベルに制限
無料VPNを利用する際は、データ通信量に注意が必要です。無料VPNではユーザーごとにあらかじめ使用できるデータ通信量が決まっています。定められたデータ容量を超過した場合は、一定期間データ通信ができなくなるため、VPNを使用する上で非常に重要な部分と言えます。
有料VPNの場合は無制限、もしくは大容量で設定されています。一方、無料VPNは設定されているデータ容量が少なく、日常的に使用するだけで超過する可能性が高いです。個人利用の場合は無料VPNでも節約すれば問題ありませんが、法人利用なら数日で容量超過に陥ってしまうでしょう。
そのため、無料VPNのデータ通信量はあっという間に使い切ってしまうレベルに制限されていると把握しておきましょう。
通信速度も遅く速度制限がきた携帯と似たような状況に
無料VPNは通信料も遅いことから、使いすぎると携帯の速度制限がきたような状況になります。無料VPNは利用ユーザー数に制限がないため、多くのユーザーが回線を使用することで回線速度が遅くなります。テキストデータなどのやりとりは問題ないものの、音声通話や動画再生などは通信速度が遅いことからスムーズに利用できない可能性が高いです。
また、無料VPNは用意されているサーバー数が少ないため、ユーザー数が増加すると通信速度が著しく遅くなる傾向があります。利用するVPNによっては、通信環境が悪く接続が途中で切れてしまうほど不安定なケースも少なくありません。ビデオ会議や動画再生などを頻繁に行い快適なインターネット環境で通信したい場合は、無料VPNの利用は控えた方が良いでしょう。
有料サービスと比較してセキュリティ面に不安が残る
無料VPNは有料VPNサービスに比べて、セキュリティ面のリスクが高いです。有料VPNサービスには、トンネリングやカプセル化・IPアドレスの暗号化などのセキュリティ対策が存在します。一方、無料VPNサービスには、これらのセキュリティ対策が行われていないことも多く、機密情報に対するリスクが高いです。
また、無料VPNは有料サービスに比べてセキュリティレベルが低いことから、外部からの攻撃対象になりやすいです。無料VPNの脆弱性を狙い、マルウェアやウイルスによる攻撃が行われる可能性があります。結果的に外部からの攻撃へ対処し切れず、個人情報や機密情報が外部に流失するケースもあるのです。
さらに、無料VPNはサービス画面上に広告が表示されることがあります。画面上の利便性が低下するだけではなく、広告経由で情報流出が派生するリスクもあります。セキュリティ対策の整った環境を構築したいなら、無料VPNより有料サービスを選びましょう。
困ったときのサポート体制がないため自己解決が必須
無料VPNの多くはカスタマーサポートを用意していないため、万が一トラブルが発生したとしてもどのように対処したらいいかわかりません。VPNの利用で困ったことがあれば、すべて自己解決が求められます。法人としてVPNを利用する場合は、サポート体制が整っていなければ業務での利用は難しいでしょう。
また、トラブル以外の機能や些細な問題に対しても問い合わせもできないため、日常的に利用するだけでも不便に感じる可能性が高いです。カスタマーサポートがあるVPNでも有料版のユーザーを優先的にサポートするため、無料サービスだと万が一のトラブルへの対処が遅れてしまうでしょう。
安いだけじゃダメ?有料のVPNは機能・性能で比較しよう
無料VPNではなく有料VPNサービスは、金額だけで選ぶと失敗してしまう可能性が高いです。有料VPNサービスそれぞれに特色があり、金額面以外にも機能性や性能などで選択が必要になります。
有料VPNサービスを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 自分がアクセスしたい国にサーバーが設置されているか
- UI・サポートともに日本語対応しているVPNが便利
- ノーログポリシーを採用しているVPNがおすすめ
それぞれ順に解説します。
自分がアクセスしたい国にサーバーが設置されているか
有料VPNを選ぶ際は、自分がアクセスしたい国にサーバーが設置されているか確認しましょう。国独自のサイトへアクセスするには、現地サーバーを経由する必要があります。契約したVPNが希望する国にサーバーを設置していなければサイトへのアクセスはできないため注意が必要です。
また、機能する国にサーバーが設置してある場合は、保有数についてもチェックしておきましょう。VPNサービスによって国ごとのサーバー設置数は異なります。サーバーが多いほど通信速度や安定性が高まるため、多くのユーザーが利用したとしても快適にインターネットを利用できます。
一方、サーバー数が少なければユーザー数の増加ともに回線が逼迫するため、通信速度が遅くなったり、接続が切れたりしてしまいます。そのため、有料VPNサービスを利用する際は、希望する国へのサーバー設置の有無と保有数の両方を確認しておきましょう。
UI・サポートともに日本語対応しているVPNが便利
有料VPNサービスを選ぶ際のポイントとして、UIやサポート体制が挙げられます。VPNの中には、日本語に対応していないサービスが存在しており、英語表記になっていることがあります。特に海外の企業が運営しているVPNサービスは、日本語に対応していないことがあります。
VPNを利用したことがある場合は日本語対応していないサービスでも利用は可能ですが、万が一のトラブル対応時に言語が通じないデメリットがあります。日本語サポートがなければ、トラブルへスムーズに対応できず解決まで時間がかかってしまいます。
また、公式サイトのUIも英語だけだと、ニュアンスが分からず思っていたサービスを受けられない可能性が高いです。そのため、有料VPNを選ぶ際は日本語でのカスタマーサポートやUIが対応しているか確認しておきましょう。
ノーログポリシーを採用しているVPNがおすすめ
有料VPNを選ぶ際は、ノーログポリシーの確認が欠かせません。ノーログポリシーとは、VPNプロバイダがユーザーのIPアドレスやオンラインログを収集せず第三者に公開しないという運用方法です。
ノーログポリシーは、主にVPNサービスにおいて利用者の閲覧履歴やIPアドレスなどの記録(ログ)を保存しないという約束事である。ログを取らなければログが漏洩することもないため、プライバシー保護の観点からノーログポリシーを採用しているVPNサービスプロバイダーは複数ある。
引用元:ノーログポリシー – Wikipedia
近年は多くのVPNサービスがノーログポリシーを掲げています。ノーログポリシーに対応していなければ、ユーザーがVPNを経由して閲覧した情報やIPアドレスはすべて記録されることになり、トラブルが発生した際は第三者へ情報が引き渡される可能性があります。
VPNサービスがノーログポリシーを掲げることで、ユーザー情報の匿名性を高め安全性を担保することを表しています。ノーログポリシーはユーザーのプライバシーを保護し、総合的なセキュリティを強化するため、利用するVPNサービスが必ず対応しているか確認が必要です。
ただし、一部VPNサービスの中には、ノーログポリシーを掲げているにも関わらず、第三者へ情報を提供していたと発覚するケースがあります。そのため、利用予定のVPNサービスが過去にノーログポリシー違反をしていないかチェックしておきましょう
VPNサービスとは?利用する際の注意点を抑えよう
VPNは様々なサービスを搭載していますが、事前に注意点を把握しておくことが重要です。ここでは、VPN初心者向けの注意点やアクセス制限に関する項目を解説します。
VPN初心者が抑えておきたいVPNの基本的な概念について
VPNを利用したことがない場合、基本的な機能を把握していない人も多いのではないでしょうか。VPNの基本機能を把握しておくことで、無料版と有料版の違いを把握できるだけではなく、導入後すぐに活用が可能です。
VPNで利用できる基本的な機能は、以下のとおりです。
- プライバシーを保護して第三者が追跡出来ない状況を作る
- 通信データを暗号化してハッキングやスヌーピングを防ぐ
- IP(地域)制限されたWebサイトへもアクセス可能になる
それぞれ順に解説します。
プライバシーを保護して第三者が追跡出来ない状況を作る
VPNの基本機能として、仮想ネットワーク環境を構築してプライバーを保護する機能が挙げられます。
普段インターネットを利用する際は、IPアドレスやクッキーを用いてトラッキングが可能です。トラッキングとは、ユーザーの過去に行った行動を確認することです。インターネットブラウザはユーザーの利便性向上のため、日々トラッキングを行っています。
しかし、悪質なユーザーによってトラッキングが行われた場合、第三者にこれまでのインターネット上で行った行動を把握されてしまいます。内容によっては個人情報を抜き取られてしまったり、取得情報を悪用されてしまったりします。
そこでVPNを利用すれば、ブラウザのプライバシーを保護し、他のユーザーからのトラッキングを防げます。独立した通信環境を構築することで、通常回線にはないプライバシーを保護し、第三者が追跡できない状況の構築が可能です。
ただし、利用するVPNサービスによってプライバシー構築環境は異なります。VPNサービスが公開しているセキュリティ対策やプライバシー保護範囲などを確認して選ぶと良いでしょう。
通信データを暗号化してハッキングやスヌーピングを防ぐ
VPNには通信データを暗号化して、第三者からのハッキングやスヌーピングを防ぐ機能があります。VPNを介してインターネットに接続することで、すべての通信が暗号化されます。もちろん、VPNに接続するには専用のIDとpassを入力する必要があるため、限られた人しかアクセスできません。
さらに、接続に使用するIPはカプセル化と呼ばれる手段で固定IPに変更されます。パケットにアドレスを付与することで、本来IP情報を外部に晒すことなく通信が可能です。
ハッキングやスヌーピングは第三者から通信データが確認されてしまうことで発生します。そのため、VPNによって通信データを暗号化すれば利用ユーザー以外から情報の閲覧はできなくなり、プライバシーを維持した状態を保てます。
IP(地域)制限されたWebサイトへもアクセス可能になる
WebサイトにはそれぞれIPアドレスが設定されており、グローバルIPアドレスを確認すればアクセスしている国や地域まで判別されます。一部Webサイトによっては特定のIPアドレスを制限していることがあり、特定の地域からアクセスできないことがあります。
しかし、VPNを使用すればグローバルIPアドレスを暗号化し、トンネリングを駆使すればIP制限のかかったWebサイトへのアクセスも可能です。VPNを経由すれば特定のIP制限がかかっているWebサイトも同様に閲覧できるため、インターネットを利用する幅が広がると言えるでしょう。
VPNの使用が制限されている国もあるので事前に確認
VPNを使用すれば様々な地域のWebサイトへアクセスできる一方で、国によってはVPNサービス自体を禁止していることがあります。例えば、北朝鮮やイラクなどではVPNの利用が禁止されており、サーバーが設置されていないため閲覧ができます。
もちろん日本にはVPNを規制する法律はなく、どのようなサービスでも利用が可能です。しかし、中国やロシアではVPNの利用自体は認められていますが、政府が認めたVPNサービスしか通信が許されていません。認可の受けていないVPNは利用できないため、事前に確認しておきましょう。
VPNに関するよくある質問とその回答について
VPNを使って日本から海外のサイトにアクセスするのは違法ですか?
違法ではありません。VPNによってサーバーを設置している国・数は異なりますが、サーバーがあるエリアでの接続は合法です。しかし、中国やイラクのようにVPNによる通信自体を禁止している国もあるため、すべての国で合法なサービスではないと理解しておきましょう。
有料のVPNで一番安く使えるサービスはどれですか?
Atlas VPNです。3年プランを契約すれば、月額223円で利用が可能です。大手VPNサービスと比較して最もコストを抑えて利用できると言えるでしょう。